初代がドイツから学んだ技法である鉛線組込ドイツ製法を90年間磨き上げ、弊社工房の技術を蓄積して参りました。
制作する事それは人間が持つ良心…すなわち「作家の良心」が内面の支えであり、作家自身が作品に携わった年輪とノウハウを蓄積した環境が作家を一流にする。
作るだけでは表現力がぼやけ、デザインが持つ線の流れが甘くなり、鉛線を生かし切れない。
線の流れをつかみ、強度を計算しながらエンドまで持って行く…これは日々精進と研鑽のたまものと言えます。

この作業は相当に技能を要します。デザイン原稿が無く、代替の硝子も少なく新作を創るより難易度が高くなりますが、復元も可能です。
復元が完璧に出来る工房は数少なく、焼付醸成技法などを修得している工房に限られます。弊社工房は2012年から2年をかけて、フランスのニースにあった古美術ステンドグラスを完全復元に成功しました。
大きな作品であり、素晴らしく繊細なＡ級グレードのステンドグラスでした。
加えて、焼付醸成技法である人物ステンドグラス作品は、私達に美術品に触れる喜びをくれました。
このホームページに掲載していますので御参照下さい。

修復はステンドグラス全体の20％～40％破損した場合に適用します。
この作業はステンドグラスを解体して、新たに硝子と鉛線を取り替えて仕上げをしますので、修繕よりは高くなりますが修復は可能です。

修繕は硝子の割れや鉛線（えんせん）の亀裂、ハガレを直す作業です。
費用は通常の作業であれば一番安価と言えます。